幼馴染と出会って30年近く、紆余曲折あってが彼女が【幼馴染からお母さん】になった話。

幼馴染と出会って30年近く、紆余曲折あってが彼女が【幼馴染からお母さん】になった話。

元々、幼なじみと出会ったのは5歳ぐらいの時

近くの公園で砂場いじってた俺に幼なじみが砂かけたのが多分最初

30年近く前の事だけど、やたら鮮明に覚えてる

砂を頭からぶっかけられたもんだから、俺大号泣

すぐに近くにいた幼なじみの母ちゃんが謝りに来て幼なじみに怒ったんだけど

これまた近くで見ていたうちの母ちゃんが何故か俺の頭を引っ叩いて

「男の子なんだからメソメソすんじゃない!」って怒られた

その日から俺と幼なじみは所謂公園友達になった

幼稚園は違ったけど近所だし多分毎日遊んでた

しばらくしたら将来結婚するとかお互いに言ってたみたい

その頃の写真見るとほっぺにチューされてるのとかもあった

ちょっとたって小学校にあがると、今度はケンカ友達になった

ちょっかい掛けて、追っかけっこするとかそんな感じ

高学年くらいになるとお互いに異性を意識する感じになったのか全然喋らなくなったけど

幼なじみとは中学も同じ学校に進学したけど、

これまた二人で会話する事なんて殆ど無かった。たまに外で親絡みで話すくらい。

でも中学二年の時に起きたあることをきっかけに、また幼なじみとの交流が始まった

きっかけっていうのは幼なじみがいじめられた事。

バレー部のエースで学年一のイケメンに告白されたのに

振ったことが原因で学年中の女子から総スカンくらったみたいだった。

当時、幼なじみと俺はクラスも違ったから全然その辺りは気づかなかったんだが

どこからか情報を仕入れてきたうちの母ちゃんからその話を聞いた

母ちゃん「あんた、あの子が学校行ってないの知ってる?」

俺「いや、知らん…いつから?」

母ちゃん「4,5日前からみたい、そっかあんた知らなかったか」みたいな会話だった

翌日学校行ってみると、やっぱり幼なじみはいなかった

母ちゃんの雰囲気からなんとなく体調不良で休んでるわけじゃないってのはわかったから

幼なじみと同じクラスだった部活の友達に色々と聞いてみた

んでわかったのは、学年中の女子からいじめられてるってことだった。

事情がわかったからといって俺がしてやれることなんてない、

なにより中学校に入ってほとんど喋ってないんだし

向こうが俺のことを友達って認識してるかすらわからなかったし。今思えば冷たいと思うけれど。

それから更に数日たって、幼なじみのクラスの担任に呼びだされた。

要件は幼なじみの家に配布物を届けて欲しいって事だった。

「普通こういうのって同じクラスの人が持ってくんじゃないっすか?」って聞くと

「俺くん彼女の幼なじみなんでしょう、だったら持ってってあげてもいいんじゃない?」とか言われた

あっ、この野郎幼なじみがイジメられてる事も、その理由も分かってやがるなって中学生の俺でもわかった

とてもじゃないけど断れる雰囲気じゃなかったので幼なじみの家に行った。

幼なじみの母ちゃんもだいぶ憔悴してたな。なんか俺の顔見て泣きそうになってたし。

んでしばらくすると幼なじみがリビングに降りてきた

幼なじみ「あんたが来たんだ」

俺「おう…ほらプリントとか持ってきた」

幼なじみ「クラスのやつじゃなくてあんたか…」

俺「なんかごめんな」

幼なじみ「なに、わざわざ同情しに来たの?」

俺「そういうわけじゃないけど、こんなことになってんの気付かなかったし」

幼なじみ「別にクラスも部活も違うししょうがなくない?」

多分こんな会話したと思う、2年ぶりにしたまともな会話だった

どうやら幼なじみの母ちゃんも幼なじみがイジメられていることを知ってはいたらしいんだが

学校側がとり合ってくれなかったらしい。当時はまだまだそんな時代だったのかね。

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