メガネをかけてた小さな男の子。はじめて彼に会ったのは、彼が小学5年生で私が中2の時でした・・・

メガネをかけてた小さな男の子。はじめて彼に会ったのは、彼が小学5年生で私が中2の時でした・・・

私と彼が出会ったのは、私が中2、彼が小5の時でした

当時の私は学校が終わっても部活には行かず町立の図書館に直行していました

その図書館は建設されたばかりで清潔感があったし

ビデオルームや雑誌コーナーもあったりして、時間つぶしには最適だったんです

別に読書は好きでもなかったので大概の時間は

窓辺にあるソファーを独占して雑誌を読んだり人間観察をしたりしていました

というか「図書館に通う中学生の私って文学少女みたい☆」

「なんか異端でかっこいい☆」とか厨二病こじらせてましたw

まぁそんな感じで人間観察してたら、よく見る顔ぶれってのがあって、その中の一人が彼でした

メガネをかけていて小さめな男の子

身長が低いのでランドセルがとても重そうに見えたのが印象的です

彼はいつも私より先に図書館へ来ていて、閉館時間ぎりぎりまで本を読んでいました

(本って言っても漫画だったり地図帳だったり)

そして私が彼を覚えるようになった大きなきっかけが住んでいるマンションが同じだったからです

私も図書館には閉館時間ぎりぎりまでいたので、帰る時間も帰る場所も彼と同じ

片方が数十メートル先を歩き片方が先行く相手を追い越さぬよう絶妙なスピードで歩く

そんな暗黙の了解的な雰囲気が出来上がり、お互いなんだか気まずい帰宅時間が続きました

けれどそんな気まずい雰囲気を私が壊しにかかりました

元々人見知りではなかったし、何より夕焼けをバックに一人歩く少年の哀愁に

いたたまれない気持ちになったからです

そう、彼はなんとなく悲壮感を漂わしている小学生でした

なんでか解らないけどかわいそうな気持ちになってきて

私から「一緒に帰ろう」と声をかけました

突然後ろから声をかけられた彼は、変質者を見るような目で私を見ました

「私のこと解るでしょ?よく図書館で会うじゃん」

「あぁ…はい…解ります」

声たけぇwと思ったのを今でも覚えてます

それからは私の独壇場で、気まずさを振り払うかのように喋り続けました

図書館からマンションまでは20分弱

彼はひたすら聞き役にまわり「…あぁ」「そうなんですか…」としか言いませんでした

なので「何年生?」と聞いてみました

「五年です」と彼が言った瞬間、私は吹き出しました

それから毎回一緒に帰宅するようになると

最初は人見知り炸裂していた彼も私の問いかけ等にはしっかり答えるようになりました

「なんで図書館に来ているの?」

「家にいてもすることがないから」

「友達と遊んだりしないの?」

「別に」

「友達いないの?」

「」

「どwwんwwまwwいww」

「わらうな!」(顔真っ赤)

「良かったね、友達できて。嬉しい?」

「?」(きょとん)

「私が友達になってやってんじゃん」

「友達と思ってないし!!」(真っ赤)(バタバタ)

まじでこんなガキでした

「ちっちぇw三年くらいかと思ってたww」

そう笑う私に、彼は「うるせぇババァ」と極々小さな声で言い、走り去って行きました

「誰がババァだガキのくせに」

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